第2回電王戦第5局 【三浦弘行八段 vs GPS将棋】の棋譜と感想

本日、第2回電王戦の最終局となる第5局【三浦弘行八段 vs GPS将棋】が行われました。

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102手で後手:GPS将棋の勝ち。

戦型は三浦八段の得意とする矢倉脇システムの序盤になり、34手目△1四歩に対して▲1六歩、これで1筋に争点が出来たため、39手目▲6八角からの攻めを見せますが、40手目の△7五歩からGPS将棋の攻めが始まり、そのまま押し切られたという三浦八段にとっては悔いが残るような将棋だったのではないでしょうか。

GPS将棋の攻めを収めてゆっくりした展開に持っていく事も可能だったと思いますが、玉頭を盛り上げていき、入玉も視野に入れたような三浦八段の指し手が印象的です。ただ、解説の屋敷九段も仰っていたように、後手の攻め駒を押さえ込んでいるように見えて先手の守り駒が上擦っている可能性もある難しい中盤だったと思います。

75手目▲8三金、感想戦で三浦八段は▲8四歩は無いと仰っていました。それほどゆっくり出来ない、やはり△6六金が早いと読んでいたようです。80手目△8八歩が上手い手でしたね。同玉は7六の銀が浮いてしまう、放置でも8九の桂馬がタダで尚且つと金を作られてしまう、三浦八段としては▲8一歩成と指すしかない厳しい一手。結果的に、この△8八歩から作ったと金が上下挟撃の形になり、以下、受けが難しいGPS将棋の攻めが続き、102手目△9四香と受け無しの状態で三浦八段の投了となりました。

本日の【三浦弘行八段 vs GPS将棋】に関しては、入玉できるのかできないのかという判断も難しく、入玉できれば先手優勢、できなければ後手優勢のような一局でした。三浦八段としては入玉を目指しながらも入玉できなかった事が大きかったです。

記者会見で三浦八段も仰っていましたが、「どこが悪かったのか分からない」。まさにその通りでGPS将棋の隙が無い完璧な指し手が目立った一局でした。

第2回電王戦はプロ棋士(人間側)の1勝3敗1引き分けという事で、個人的には非常に残念な結果となりました。来年、第3回電王戦が行われるなら次は是非プロ棋士の方々に勝って頂きたいですね。

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