第24期女流王位戦五番勝負第1局 【里見香奈女流王位 vs 甲斐智美女流四段】の棋譜と感想

本日、兵庫県姫路市の「夢乃井」にて第24期女流王位戦五番勝負第1局 【里見香奈女流王位 vs 甲斐智美女流四段】が行われました。

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107手で先手:里見香奈女流王位の勝ち。

後手のゴキゲン中飛車に対して、先手は丸山ワクチン佐藤新手で対抗。最近では超速▲3七銀戦法で対抗するプロ棋士が多いですが、里見女流四冠の指し手が早いことからも作戦を決めていたのでしょう。

27手目▲6七角は新手らしく、27手目では▲7七銀や▲8八玉など駒組みの手が定跡となっているようです。狙いは単純に▲3四角と歩を取る狙いで、終局後の感想で里見女流四冠は「一手前の△3三桂がちょっと早い気がして、咎めたくなりました」と仰っています。

中盤、端の攻め合いが凄かったですね。里見女流四冠としては3四の角を活かして1、2筋から手を作っていく、甲斐女流四段としては次の▲2三歩成が厳しく、2筋を破られても9筋から攻めたほうが早いという判断でしょう。後手としては銀冠まで組みたいところですが、▲2三歩成とされては勝ち目がないので攻め合うしかなかったのかもしれません。

80手目△3八歩、次の△2七銀で飛車が詰んでしまうのですが飛車を逃げずに▲9九香。私だとすぐに飛車を逃がしたくなりますが、飛車銀交換で手番を握れるなら先手不満ないところでしょうね。なので甲斐女流四段も△2七銀ではなく△3九歩成。

107手目▲7七馬と、と金・銀の両取りがかかったところで甲斐女流四段の投了となりました。以下、即詰みはないようですが、△9四歩と銀取りを受けても▲9九馬でと金を取られると攻めの糸口が無くなりますし、先手からの攻めを受け切れないという判断でしょう。

一局を振り返ると、里見女流四冠の新手▲6六角が印象的で後手は3四の歩を守るのが難しい角打ちで、△3五歩は▲3六歩、△同歩、▲同銀で先手からの▲3四歩が残ります。また▲3四角から端を絡めて2筋を突破するあたりを考えても上手い一手だったと思います。

第2局は、5月9日(木)北海道苫小牧市の「グランドホテルニュー王子」にて行われる予定です。

ちなみに第3局は福岡県飯塚市で行われる予定で師匠から大盤解説会に誘われています。
平日なのでまだわかりませんが仕事を休めるようなら行きたいと思っています。

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