第84期棋聖戦五番勝負第3局 【羽生善治棋聖 vs 渡辺明竜王】の棋譜と感想

静岡県沼津市「沼津倶楽部」にて、第84期棋聖戦五番勝負第3局【羽生善治棋聖 vs 渡辺明竜王】が行われました。

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146手で渡辺明竜王の勝ち。

序盤は角変わり腰掛け銀から仕掛けのタイミングを巡る駆け引き、局面が動いたのは63手目▲8三角と指したあたりですね。67手目▲同銀で前例がない形となって難しい中盤・終盤だったと思います。

両取りを受けずに61手目▲6四馬、89手目▲3二馬から▲2二歩の手筋など羽生三冠の指し手は勉強になる手が多いですが、渡辺竜王の102手目△4三角も素晴らしく、6一の龍に当てながら受ける事で112手目△2二銀が詰めろ逃れで龍と金取りになっていて、先手は忙しい寄せ、というか後手玉は寄らない形になりましたね。

羽生三冠としては101手目▲4一銀から寄せにいって、109手目▲3三金や111手目▲3二金では手が震えていたように見えたので勝ちを確信していたのかもしれませんが、112手目△2二銀が読み抜けていたようです。4三の角が6一の龍に当たってなければゆっくりした手が間に合ったかもしれませんが、龍取りを逃げながら詰めろをかける、簡単に詰めろを解かれる、手順に後手玉が堅くなるという展開。

以下、千日手も考えられる難しい終盤戦でしたが、詰み損なったら負けという局面で136手目△7九金から長手数の詰みを読み切って渡辺竜王の勝ちとなりました。

一局を振り返ると非常に疲れた将棋でした。私程度の棋力では先崎学八段の解説を聞いてもなかなか理解できない難しい局面が多かったように思います。やはり羽生渡辺戦というのはハイレベルな将棋だと改めて実感しました。しかし、観ていて疲れるけども、最も観たいゴールデンカードなのに変わりありません。

これで羽生三冠2勝、渡辺竜王1勝になりました。
第4局は7月17日に新潟県新潟市「高島屋」で行われます。

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