初心者が覚えておきたい10種類の基本的な囲い方

将棋は、相手より一手でも先に相手の玉を取ったほうが勝ちです。逆にいうと、一手でも先に自玉を取られてしまうと負けになるので、玉は最も大切な駒で、玉が取られないように大事に囲う必要があります。

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将棋の格言にも「攻めは飛角銀桂」とされているように、残りの金銀3枚は守り駒として玉を囲う駒に使います。ただ、玉の囲い方の種類は数多く、全ての囲い方をマスターするのは大変なので、初心者が覚えておきたい10種類の基本的な囲い方だけを紹介します。

居飛車党向けの囲い方

金矢倉

金矢倉

相居飛車で相矢倉の将棋で用いられます。組むまでに手数はかかりますが、組みあがってしまえば上からの攻めに強く、攻めに専念できます。ただし、横からの攻めや端攻めには弱い形なので注意が必要です。

舟囲い

舟囲い

舟囲いは対振り飛車戦の将棋で用いられます。舟囲いは手数も少なく急戦調の将棋に向いていますが、柔軟な囲いなので持久戦になるようなら舟囲いから左美濃や居飛車穴熊などに発展させ玉を固めることも可能。ただ、舟囲い自体は薄い囲いなので注意が必要です。

居飛車穴熊

居飛車穴熊

穴熊は相居飛車、対抗型を問わず用いられます。組みあがると絶対に王手がかからない通称ゼットの形で非常に堅固な囲いです。ただ、組むまでの手数が長く組む前に仕掛けられる、自陣の隙が多くなる、上部や端攻めに意外と弱いという短所もあります。

中住まい

中住まい

中住まいは相居飛車、横歩取りの先手番で用いられることが多いです。横歩取りは激しい将棋になりやすいため、玉の堅さより自陣の隙を無くすバランス重視の囲いです。

中原囲い

中原囲い

中原誠十六世名人が最初に使った囲い方として中原囲いと呼ばれていて、横歩取りの後手番で用いられることが多いです。中住まいに比べると左右の逃げ道が広く、飛車の打ち込みにも強いとされています。

振り飛車党向けの囲い方

美濃囲い

美濃囲い

本美濃囲いとも呼ばれる美濃囲いは振り飛車の代表的な囲いです。横からの攻めに非常に強く、組むまでの手数も比較的少ないです。また、高美濃囲いや銀冠に発展させることも可能で柔軟な囲いと言えます。ただし、上部からの攻めや端攻め、コビン攻めに弱いので注意が必要です。

高美濃囲い

高美濃囲い

美濃囲いから3手進めると高美濃囲いになります。美濃囲いと比べると、横からの攻めには弱くなりますが、上部からの攻めに強くなります。また、3七桂と桂馬を跳ねて攻めに転換することも可能ですが、更に端攻めに弱くなってしまうので注意が必要です。

銀冠

銀冠

高美濃囲いから3手進めると銀冠になります。高美濃囲いよりも横からの攻めに弱くなり、上部からの攻めに強くなります。3七桂と桂馬を跳ねることで攻撃的な形になりますが、下段が薄くなり、桂馬を跳ねるタイミングが難しいという短所もあります。

振り飛車穴熊

振り飛車穴熊

基本的には居飛車穴熊と同じですが、角がいない分居飛車穴熊よりも薄いという見方もできれば、角がいない分角が負担にならないという見方もできます。どちらにしても、絶対に王手がかからない通称ゼットの形で非常に堅固な囲いであることに違いはありません。

金無双

金無双

金無双は、主に相振り飛車の将棋で用いられます。上部からの攻めや端攻めにも強いという特徴がありますが、2八の銀が「壁銀」になっているため、横からの攻めに玉の逃げ道がないという短所もあります。

将棋には最強の囲いなんて存在しない

以上、初心者が覚えておきたい10種類の基本的な囲い方ですが、どの囲いも一長一短で、どんな攻めにも万全で最強の囲いというものは存在しません。相手が上部から攻めてくる戦型なら上部の攻めに強い囲いで対抗するなど、相手の戦型に応じて自玉の囲いを選択することが大切です。

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