将棋が強くなる為の序盤・中盤・終盤の考え方

将棋には一局の流れとして、序盤・中盤・終盤があり、それぞれの局面で考え方や考えなければいけない事は全く違います。どのように考えるべきか、普段私が将棋を指している時に考えている事について書きたいと思います。

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ただし、現時点での私の棋力は5級程度なので、間違った考え方や高段者にとっては甘いと思われるかもしれませんが、将棋を始めたばかりの人にとって役立てれば嬉しいです。

序盤の考え方

序盤の理想は「互角以上の形勢で序盤を終える事」です。序盤からお互いの玉が詰む・詰まないという局面にはなりませんので、中盤・終盤を見据えて、互角以上の形勢で中盤を迎えられるように指します。

定跡通りに理想形を目指す

自分の得意な戦型や戦法で指したほうが勝率も高くなると思うので、玉の囲いや攻めの態勢を定跡通りに理想の形を目指して指します。

定跡通りにというと「プロの真似事」と思われるかもしれませんが、序盤で形勢が悪くなってしまうと中盤・終盤でその差を埋めるのは非常に難しいです。互角以上の形勢で中盤に入る為には、プロの真似事だと思われても定跡通りに理想形を目指します。

ただ、自分が理想形を目指しても将棋は相手がいる事ですから、定跡通りにいかないことのほうが多いです。特に自分が居飛車党だと、相手の一手目によっては自分の得意な戦型にすら、組ませてもらえない事も珍しくありません。そんな時は自分の得意な戦型・戦法を諦めて、相手の戦型に対応した指し方をします。

相手が定跡を外したらチャンスかもしれない

序盤を定跡通りに指していると、相手から意図的に定跡を外されたり、定跡から外れた一手を指されることがあります。それは形勢が良くなるチャンスかもしれません。

例えば、「この戦型なら30手までの定跡を覚えている」という場合、25手目に定跡外の一手を相手から指されたとします。その一手は、「プロが研究した結果、30手までは定跡としている指し手に反する一手だから何か良くなる筋があるはず」と考えます。

プロ棋士が研究して、「30手目まではこう指すべきだ」と言っている定跡なのに、その定跡を外れる一手をアマチュアが指すわけですから、緩手や悪手の可能性が非常に高いでしょう。もし、その手を咎める筋を発見できれば形勢は良くなりますし、発見できなくても、研究課題として勉強できるので、どちらにしても「チャンスかもしれない」と考えます。

中盤の考え方

アマチュアの場合は、互角の形勢で中盤に入ったら、ここからが本当の意味で将棋の強さを問われる局面になると思います。中盤は定跡なんて関係なく戦法や手筋を用いて、駒得する手順や成駒を作る事、そして中盤からでも寄せの手順や即詰みを読みます。

仕掛けるタイミングを考える

中盤では攻撃を仕掛けるタイミングが非常に重要です。自玉と相手玉との囲いの差、攻め駒と守り駒の位置、突き捨ては入れたほうが良いのか悪いのか、相手に手を渡したほうが良いのかどうかなど仕掛けるタイミングは非常に難しく、私はこのタイミングで最も長考します。

反対に、相手から仕掛けられるなら、「今仕掛けられるとまずい」や「この状態なら仕掛けられても大丈夫」など考えながら指します。ただ、相手も1番攻めやすい形で仕掛けてきますので、「今仕掛けられるとまずい」という局面を極力作らないようにしています。

駒得する手順を考える

終盤に相手玉を詰ますにしても、自玉の受けにしても持ち駒はあったほうが有利です。その持ち駒を自分の安い駒でとった高い駒なら尚更有利に働きます。中盤での駒の損得は駒の価値を点数で考えています。

歩で桂馬が取れる手順や桂馬で銀が取れる手順などを考えて、価値が低い駒と高い駒が交換できないかを常に考えます。ただ、飛車を捨てても数手先には飛車を取り返せる場合や、駒損でも数手先に駒損を回復できそうな場合には気にせずに大駒を切っていきます。

成駒を作る手順を考える

将棋の中盤では成駒の存在は大きいです。飛車が竜、角が馬になるだけで攻めにも受けにも活躍するわけですが、相手もそう簡単には成らせてくれません。振り飛車党なら大駒を交換して、打ち込んでいくという手順もあるのかもしれませんが、居飛車党の私としては大駒の交換は避けたいので、交換しないで大駒が成れる手順から考えます。

また、大駒だけでなく、後にと金を作る手順も残しておきたいので、この段階で歩を突き捨てられる余裕があれば突き捨てます。

王手飛車の筋を確認する

棋力が同じぐらいだと、王手飛車によって単純に飛車をタダ取りされると、逆転は難しく負ける可能性が非常に高くなります。むしろ、飛車をタダ取りされた時点で投了でもやむを得ない展開です。王手飛車の筋に注意して、反対に相手には王手飛車の筋を見せながら指し進めたいです。

相手玉の陣形は乱せる時に乱しておく

終盤に相手玉を寄せやすいように、中盤から相手玉の陣形は乱せる時に乱しておきます。自分の攻め駒と相手の守り駒を交換するだけでも相手の囲いは薄くなりますし、次に必ず取られてしまう駒なら、相手玉を引っ張り出す、相手玉周辺の金銀を玉から遠ざけるなど、少しでも意味のある捨て方をします。

寄せの手順や即詰みの有無を確認する

終盤じゃなくて中盤から寄る・寄らない、詰む・詰まないという確認をします。さすがに序盤からそれを考える必要はありませんが、中盤の段階で上手い寄せがあったり、即詰みの筋があったり、アマチュアの将棋では有り得る事なので常に確認しています。

やはり、将棋は一手でも先に相手の玉を詰んだら勝ちというゲームなので、中盤からは常にそれを意識して指したいです。

終盤の考え方

将棋の格言にもあるように「終盤は駒の損得より速度」が大事なので、相手より一手でも先に玉を詰ませる手順だけを考えます。

自玉が詰むまでの手数

相手から最も厳しい攻めをされたとして、あと何手で自玉が詰まされてしまうのかを常に考えます。まずは自玉が詰むまでの手数を把握しておかないと、相手より一手でも先に玉を詰ませる手順は読めません。

必要な駒を取りにいく

終盤は駒の損得よりも速度ではありますが、相手玉を詰ます為に必要な駒が持ち駒になくて、その駒を取りにいったほうが早い場合は取りにいきます。一手で駒を補充できる質駒があれば、はじめから計算に入れておいて1番良い時に取ります。

詰む・詰まないが読めない時

本当は、相手玉は必ず詰むという確信を持って詰ましにいくべきだと思いますが、詰ます確信が持てない時のほうが断然多いです。詰まし損なったら、相手に駒もたくさん渡しますし、相手玉を詰ます筋もなくなるので慎重に読みを入れたいところです。

自玉に必至をかけられている状態なら、読めなくてももう詰ましにいくしかありませんが、ただの「詰めろ」なら無理に詰ましにいく必要もないので一旦冷静に詰めろから逃げておきます。

自玉が安全な状態で、詰む・詰まないが読めない時は、反対に必至をかける手順を読んだり、詰めろ詰めろで迫っていく手順などをゆっくり考えます。しかし、先程も言いましたが、やはり必ず詰むという確信を持って詰ましにいきたいですね。

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