第71期名人戦七番勝負第5局初日 【羽生善治三冠 vs 森内俊之名人】の棋譜と感想

今日から愛知県名古屋市「ウェスティンナゴヤキャッスル」にて第71期名人戦七番勝負第5局【羽生善治三冠 vs 森内俊之名人】が始まりました。森内名人が3勝1敗で防衛に王手をかけている状況。

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68手目△1三桂を指した局面で69手目を羽生三冠が封じました。

戦型は相矢倉▲3七銀戦法になりました。32手目△9四歩、後に合流するので無いことはないのですが、△2二玉が自然と思っていたタイミングでの端歩は少し驚きました。羽生三冠も19分考えて33手目▲4六銀。

62手目△3七銀、61手目までは前例も多く定跡通りでしたが△3七銀が森内名人の新手のようです。△3七銀は部分的にはよく見る形で、53手目▲1五歩に対して△3七銀というのが定跡なのでこのタイミングでの△3七銀は森内名人の研究手という事でしょう。森内名人が準備してきた一手なので羽生三冠も1時間44分の長考で63手目▲5八飛。ニコ生解説の鈴木大介八段は▲3九飛からどこかで飛車を見捨てる手順も検討されていました。

62手目△3七銀から数手進んで封じ手となりましたが、豊島七段によると後手が少し指しやすいという見解のようで、私も6筋の位や先手の歩切れが大きいので森内名人が若干良いのではないかと思っています。もし本局で森内名人が勝つようなら矢倉定跡や宮田新手が見直される棋譜が残る将棋になると思います。

封じ手時刻の18時30分を過ぎて43分頃に封じた羽生三冠をみても先手苦しい局面なのかもしれません。一応、銀取りなので封じ手予想は▲1四銀、▲3六銀ぐらいしか考えられませんが、ニコ生アンケートで65.2%だった▲1四銀が自然だと思います。相矢倉とはいえ1日目で68手も指し手が進み初日から見どころが多い将棋でした。どのような一局になるのか明日の2日目が楽しみです。

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