第71期名人戦七番勝負第5局 【羽生善治三冠 vs 森内俊之名人】の棋譜と感想

昨日の第5局1日目から引き続き、2日目【羽生善治三冠 vs 森内俊之名人】が行われました。封じ手予想は▲1四銀だったのですが実際は▲3六銀でした。

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102手で後手の森内俊之名人が勝ちました。
これで森内名人の4勝1敗、今期の名人戦七番勝負は森内名人の防衛となりました。森内名人は3連覇で8期目の名人位に就くことになります。

本局を振り返ると、やはり62手目△3七銀が印象的で63手目以降は森内名人ペースで、羽生三冠は先手にも関わらず攻める展開になりませんでしたね。森内名人が快勝した将棋だったと思います。

封じ手の▲3六銀、鈴木大介八段は「銀は引く手に好手なし」という格言?を残していました。結果的に3六銀が働く事はなく、目標にされたり取られてしまう銀になってしまったので、▲3六銀にどのような狙いがあったのか気になるところです。

本局2日目は先手の羽生三冠が面倒を見る展開が多く、羽生三冠の攻め手といえば、83手目▲1四歩、85手目▲4五歩から▲4四歩、▲4三歩成ぐらい。ただ、▲1四歩に対して△2五桂の妙手、▲4三歩成も手抜かれた後に△4三飛と詰めろで取られてしまい、手が続かず一方的な展開だったと思います。

昨日も言いましたが、62手目△3七銀は今までの矢倉定跡や宮田新手が見直される可能性が高い素晴らしい一着だったと思います。新手で研究されてない手とはいえ、先手の羽生三冠に快勝してしまうほどなので有力な一着には間違いないといえるでしょう。矢倉91手組の54手目△同歩に変化した局面から後手にとって有力な変化が生まれたので今後の矢倉定跡がどのように変わるのか、または62手目△3七銀に対して先手に有力な手があるのか楽しみです。

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