第6期マイナビ女子オープン五番勝負第1局 【里見香奈女流四冠 vs 上田初美女王】の棋譜と感想

本日、第6期マイナビ女子オープン第1局 【里見香奈女流四冠 vs 上田初美女王】が行われました。熱戦だった女流名人位戦も記憶に残る名勝負だったので、このカードを楽しみにしていた将棋ファンも多かったのではないでしょうか。

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123手で先手:里見香奈女流四冠の勝ち。

3手目で里見四冠の得意な石田流、4手目△4二玉で対抗型になりました。序盤は定跡通りというかよく目にする駒組みで35手目▲7七桂と指した局面で先手は石田流本組みの完成。私も居飛車を持って石田流本組みと対戦する事が多いのですが、対応が難しく、ここまで組まれるとなかなか打開できないです。

55手目▲5二歩、これは絶妙なタイミングの鋭い一手で、後手からの△4六歩、▲同銀となった時に、△5三角から△2五歩の筋を消した上手い一手だったと思います。△5三角と上がったら、▲5一歩成がありますし、本譜59手目▲5一歩成に対して△同角となった局面、後手の角は利きが弱くなってしまいます。

中盤捻り合いが続きますが75手目▲3六歩に対して△7四飛。素人の読みだと▲3六歩で3筋が受からないから仕方なく攻め合いを目指して△7四飛かと思いましたが、解説によると3筋に歩を利かなくする為に▲3六歩を打たせた上田女王の読み筋だったようです。そう言われれば後手が得をしている感じですが、このあたりは難しくて私程度の棋力では思いつきません…。

80手目△6八歩、▲同角なら先手の角を呼び込んでおいての△7七歩成が先手を取れて後手としては厳しいのですが、本譜のように▲9七角と9筋から活用されると6八の歩が空振りしていますね。結果論ですが、最後まで6八の歩が働く事がなく、80手目△6八歩が敗着だったような気がします。以下、上田女王が攻める手番はなく、里見四冠が上手く寄せ切ったという将棋でした。

第6期マイナビ女子オープン五番勝負第1局は里見香奈女流四冠の先勝でスタートしました。第2局は4月16日(火)福島県・郡山市「ホテルハマツ」で行われます。五番勝負は短いシリーズなので2局目の勝敗が重要です。上田女王が勝って対戦成績をタイに戻すのか、里見四冠が勝って一気に王手をかけるのか将棋の内容と合わせて楽しみです。

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