第6期マイナビ女子オープン五番勝負第2局 【上田初美女王 vs 里見香奈女流四冠】の棋譜と感想

本日、第6期マイナビ女子オープン五番勝負第2局 【上田初美女王 vs 里見香奈女流四冠】が行われました。五番勝負と短いタイトル戦なので第2局の勝敗は非常に重要になります。

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114手で後手:里見四冠の勝ち。

戦型は横歩取りでしたが、20手目△8二飛が横歩取りには珍しい飛車の引き場所で、空中戦ではなくじっくりとした持久戦を里見四冠が選択したようです。22手目△5四歩、▲3三角成からの▲5三角は△4四角があり後手の手得になるようです。

37手目▲8六飛、横歩取りの将棋でたまに見かける形で、「先手陣のほうが堅いから飛車交換出来ないでしょ?飛車先に歩を打って飛車先を重くして下さい」という一手。ただ、後手としては飛車さえ渡さなければ怖くない、このあたりでは既に里見四冠のほうが上手く指していた印象です。

79手目▲4四歩、素人考えだと角取りなので▲5五角1歩取りながら角取りを逃げながら角交換を迫るぐらいしか思い付きませんでしたが本譜は▲4四歩。△6六銀には▲同歩で次の▲6五銀で損得無し、局後の感想戦で上田女王は「▲4四歩で▲5五角は△同角▲同歩で次が見えませんでした」という事で非常に難しい局面だったと思います。

95手目▲6五銀、次に△8七歩成が見えているのでなかなか指せない手で、▲6五銀の狙いは次に▲6四銀、△同歩、▲4一角なのですが、後手としては当然△8七歩成から▲6四銀に対しても手抜きで寄せにいきます。このあたりで上田女王としては諦めかけてもおかしくない形勢。以下、形作りになりますが横歩取りの出だしから見どころが多い将棋だったように思います。

これで里見四冠の2勝0敗で女王位へ王手となり目が離せない第3局を迎えます。第3局は5月1日(水)関西将棋会館にて行われます。

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