第6期マイナビ女子オープン五番勝負第3局 【里見香奈女流四冠 vs 上田初美女王】の棋譜と感想

第6期マイナビ女子オープン五番勝負第3局【里見香奈女流四冠 vs 上田初美女王】が行われました。里見香奈女流四冠が勝つと女流史上初となる女流五冠達成という事で注目を集めた一局です。

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129手で先手:里見香奈女流四冠の勝ち。

33手目▲6六歩まで第39期女流名人位戦第5局と同じ指し手で進み、34手目△4五歩と前回負けている上田女王のほうから手を変えるのは自然ですね。

中盤捻り合いで形勢判断も難しい局面が続きます。個人的には96手目△7五桂と指した局面では先手から▲8三歩や▲7二歩など攻め合いの手順も考えられますが、1八のと金で桂香が拾えそうなので後手が指しやすいのかと思ってました。

99手目▲8三歩、次の△8六桂が先手で入りますが、金桂交換の後に銀取りが残り手番を握れるほうが大きいと見たようですね。本譜もそういう手順で進み後手玉が薄くなります。115手目▲5五歩、何気ない一手に見えますが△7八飛を防ぎつつ、玉の逃げ道を確保する好手。先手玉の寄せが難しくなったこの局面で後手は戦意喪失してもおかしくありません。

126手目△7三金を指した局面では先手から11手詰みがあったようです。ただ、△7三金に代えて△8一銀と指しても手数が伸びるだけで後手の勝ち筋はありません。115手目▲5五歩の効果で先手玉が詰まない形なので里見四冠としては間違え難い手順を選らんだという事でしょうね。

里見女流四冠は、女王を獲得し、これまで保持している女流名人位、女流王位、女流王将、倉敷藤花と合わせて女流史上初、里見香奈女流五冠の誕生となります。

6つの女流タイトル完全制覇まで残るは加藤桃子女流王座が保持している女流王座のみとなりました。女流王座戦は秋に行われるので、もしかしたら今年中に六冠完全制覇が見れるかもしれませんね。

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