第62回NHK杯決勝戦 【渡辺明竜王 vs 羽生善治三冠】 渡辺竜王初優勝で羽生三冠の5連覇阻止と連勝記録を止めた!

第62回NHK杯決勝戦 【渡辺明竜王 vs 羽生善治三冠】が行われ、渡辺竜王が勝った事により渡辺竜王の初優勝、羽生三冠の5連覇阻止、NHK杯での連勝記録が24でストップする形になりました。

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109手で先手:渡辺竜王の勝ち。

戦型は対抗型になるのかと思いきや、後手のウソ矢倉で始まり序盤から難しい将棋になりましたね。解説の藤井猛九段も予想できない指し手が多く、羽生三冠の作戦だったと思うのですが、結果的に羽生三冠の作戦負けだったような気がします。

62手目△2二歩、羽生三冠が指すから許されるような一手ですが、私のような凡人が指すと2筋を凹まされて完璧に悪手です。先手から▲2四歩と垂らされて、△2二歩と謝るぐらいならと考えてしまいますが、指してるのが羽生三冠なので何か駆け引き的なものがあったのでしょうか。

感想戦でも羽生三冠の読みになかったという69手目▲6五歩。普通なら後手から△6四歩、△6五歩と歩を伸ばしていきたいところだと思いますが、まさか先手から▲6五歩ですからね。「桂馬で取れるものなら取ってみろ」と言わんばかりの強気な指し手でしたね。

72手目△7二歩も辛い辛抱でしたが、△6四角だと角と銀の取り合いになった時に銀を取った手が角あたりになり自信がなかったと感想戦で羽生三冠が仰っていました。

90手目△2七角に対して▲5四歩。このあたりから形勢が渡辺竜王に傾いたと思います。95手目▲7四歩、単に▲5六角としてしまいそうですが、▲5六角を指す前に無条件で▲7四歩が入るという細かいところですが鋭い一手でしたね。以下、自然な差し回しで▲8三歩成を見て羽生三冠の投了となりました。

終局してみると渡辺竜王の圧勝といえる将棋の内容でした。後手番だったらウソ矢倉でという始めから決めていた作戦だった事には違いないのでしょうけど、羽生三冠らしくない将棋だった印象もあり少し残念です。ただ、相手が渡辺竜王だからこそという部分もあると思うので素晴らしい対局だった事には違いありません。やはり、このお二人の対局は見ていて最も面白いゴールデンカードですね。

羽生三冠のNHK杯記録は4連覇と24連勝でストップしましたが、前人未到の記録を打ち立てた事に変わりはありません。将棋暦5年の私からするとNHK杯で羽生三冠が負けるところを初めて見たので感慨深いものがありますが、来期もこのゴールデンカードを見れるように期待したいと思います。

渡辺明新NHK杯選手権者、NHK杯初優勝おめでとうございます!

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