第63回NHK杯1回戦第1局 【中村太地六段 vs 野月浩貴七段】の棋譜と感想

今日から第63回NHK杯テレビ将棋トーナメントが始まり、1回戦第1局【中村太地六段 vs 野月浩貴七段】が行われました。3週間ぶりのNHK杯だったので久々に充実した日曜日の午前を過ごせました。

スポンサードリンク

165手で先手:中村太地六段の勝ち。

対局前、中村太地六段のインタビューや解説の阿久津七段の戦型予想は横歩取りだったのですが、4手目△4四歩で振り飛車模様、8手目△3二飛で三間飛車の対抗型になり、野月七段に振り飛車のイメージがなかったので驚きましたね。

中盤76手目あたりから先手の飛車がいじめられる展開となり、86手目△2一香から△3一桂で先手の馬を詰ますあたりは後手有利な展開だったと思います。96手目△4七桂成も何気ない手に見えますが、次に△4五角から先手の飛車も詰んでしまう怖い手でした。

終盤も7筋の2枚の香車や穴熊特有の千日手になりそうな局面、詰む詰まないの速度計算も難しく見どころが多い終盤でした。中盤は後手の野月七段が上手く指していたにも関わらず、囲いの堅さで居飛車穴熊だった先手が一手違いで勝ったという将棋でした。

野月七段の振り飛車も意外でしたが、相手の攻め駒を攻めるみたいな棋風や振り飛車を上手に指せる器用さにも驚きました。個人的には横歩取りになるよりも見どころが多く面白かった一局でした。

来週の対戦カードは【飯島栄治七段 vs 髙見泰地四段】です。

将棋フォーカスの将棋講師に鈴木大介八段

本日から将棋フォーカスのほうも「鈴木大介の振り飛車のススメ」という新しい将棋講座になりましたね。居飛車党の私からすると「なんだ振り飛車の講座かよ…」と思ってましたが、今日拝見したところ鈴木八段の解説もわかりやすく、居飛車党の人でも「振り飛車の読み筋は?」という逆の発想で振り飛車からの狙い筋を考えると楽しいかもしれません。

鈴木八段といえば、第62回NHK杯準々決勝第3局【屋敷伸之九段 vs 鈴木大介八段】の対局が印象に残っていて、順位戦A級の屋敷九段、しかも居飛車穴熊を相手に四間飛車で圧倒するあたりは、さすが振り飛車御三家の1人と呼ばれるだけありますね。

そんな鈴木八段の振り飛車講座なので、振り飛車党の方はもちろんですが、居飛車党の方にとっても興味深い講座になりそうです。

サブコンテンツ
スポンサードリンク

このページの先頭へ