第63回NHK杯1回戦第2局 【飯島栄治七段 vs 髙見泰地四段】の棋譜と感想

今日は第63回NHK杯1回戦第2局 【飯島栄治七段 vs 髙見泰地四段】が行われました。

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97手で先手:飯島栄治七段の勝ち。

最近では後手のゴキゲン中飛車に対して超速3七銀を指されるプロ棋士が多いなか、飯島七段は角交換を選択。解説の勝又六段は「超速を指さない棋士は飯島七段含めて2、3人くらい」と仰られたように最近では珍しい戦型になりましたね。

26手目△3三桂、もしかしたら△2五桂、▲同飛、△2四歩と後手から2筋を逆襲するような手もあって飯島七段もその筋を警戒。35手目▲5六角、3四の歩が受け難いと分かっていてもなかなか指せない一手です。結果的に金と桂馬の2枚換えになりましたが、いつ角が捕獲されてもおかしくないほど狭い角打ちで見てて怖かったです。ただ、後手が銀冠の△8三銀と上がった瞬間でしたから飯島七段としても成算があっての研究手だったのでしょう。

46手目△4五同桂、先手の角を捕獲する為の桂跳ねですが、金と桂馬の2枚換えになるなら先手としても不満はないでしょう。

57手目▲2五飛、単純に▲7六歩だと7筋に歩が利かなくなって後々攻めが細くなる、いつか打たれる△3七角を消しながら銀取りという上手い一手でしたね。対して△6四角、角で銀に紐を付けたわけですが、次の▲6五金で先手優勢になった気がしました。

65手目▲7四同金、これは金と歩の交換なので一瞬驚きましたが、▲8四桂では攻めが細い、▲7六金だと△4七馬で銀がタダという両取りなので、どちらか取られるぐらいなら同金として7五の地点に拠点を作り、その後4七の銀に紐を付ければ良いという事ですね。指されると納得ですが▲7四同金の瞬間は驚きました。

74手目△4四香、矢内さん推奨の一手で後手としては8四から打つ桂馬が欲しいところだったので桂馬を入手するには絶好の一手だったと思います。終盤は後手から詰めろ詰めろで迫りますが、▲9五桂が決め手となって最後は2手違いで先手の飯島七段の勝ちとなりました。

来週の対戦カードは【堀口弘治七段 vs 永瀬拓矢五段】です。永瀬五段は先手後手関係なしに千日手になる可能性が高いのでそのあたりにも注目したいと思います。

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