第63回NHK杯1回戦第13局 【村山慈明六段 vs 阿部光瑠四段】の棋譜と感想

第63回NHK杯1回戦第13局【村山慈明六段 vs 阿部光瑠四段】が行われました。

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143手で村山慈明六段の勝ち。

後手四間飛車と居飛車穴熊の対抗形。序盤から積極的に動いていく阿部四段が印象的でしたが、中盤の61手目▲2七角と飛車銀両取りから銀桂交換になったあたりでは先手が指しやすい局面だったと思います。

先手は穴熊、後手は9四歩が入ってない美濃囲いだったので堅さに違いがあって先手有利な局面が続いたと思いますが、阿部四段の攻めにも迫力があって面白い中盤戦。ただ、この将棋は終盤戦の詰む詰まないが一番の見どころだったように思います。

後手は98手目△6八龍で龍を切って、104手目△7七角成で角を切って、106手目△7九銀とした局面が2手スキなので、先手は詰めろ詰めろで迫っていけば良いわけですが、114手目△6二金、▲5二香成で後手玉へ詰めろがかかりません。

116手目△5七角や122手目△9二玉、そして桂馬を取った手が詰めろになっているはずだった124手目△9四歩では後手勝ちだろうと思ってましたが詰まないんですね。という事は124手目△9四歩が敗着で、△9四歩では解説の中村太地六段が仰っていた△6七金が正着で先手玉は受けが利かない形だったようですね。

本局は詰みを逃したわけではなく、はじめから詰みがなくて詰ましにいっているので先手が間違わなければ詰みません。持ち駒も豊富で桂馬を取った局面で「これだけ持ってたら詰むだろう」と私も思いましたが、自玉に詰みが無い事を読み切って125手目▲6二成香とした村山六段の読みが勝った一局だったと思います。

来週の対戦カードは【糸谷哲郎六段 vs 船江恒平五段】です。

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