第63回NHK杯1回戦第16局 【広瀬章人七段 vs 瀬川晶司五段】の棋譜と感想

昨日、達人戦の後に録画していた第63回NHK杯1回戦第16局【広瀬章人七段 vs 瀬川晶司五段】を見ました。

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151手で広瀬章人七段の勝ち。

対局前のインタビューで「後手なら横歩取り」と言っていた瀬川五段でしたが、3手目▲2五歩と横歩取りを拒否され、広瀬七段から角交換する角換わりになりました。

次に△6四角とされると▲4五歩からの仕掛けが難しい(成立しない?)ので、39手目▲4五歩からの仕掛けは必然。解説の飯島栄治七段が仰っていたような手順で進みます。50手目△2四歩とした局面では先手が1歩損はいえ、後手陣の弱体化、角を手持ち、手番を考えると先手が指しやすいかなという印象。

51手目▲3六歩、後手から△3六歩とされると、▲同金、△3五歩、▲4五金、△3七角成のような手順もあって、それで先手が悪いとは思えませんが手堅い一手だったと思います。

△3八銀を狙った68手目△8六角ですが、その前の△6六歩が参考にしたい手筋。ただ、結果的に6七の空間を活かせなかったどころか、終盤で先手玉の逃げ道になってしまったのが瀬川五段としては残念だったはずです。

76手目△4七銀成としたあたりから形勢は後手がやや有利だったと思いますが、88手目△3八銀から先手の飛車を押さえ込みにいったあたりで先手有利になった気がします。終盤は先手玉に必至級の詰めろがかからず、瀬川五段に決め手を与えない、反対に後手玉は詰将棋のようなピッタリ詰みで詰ませてしまう広瀬七段の終盤力の高さが印象的。

広瀬七段には「穴熊王子」や「振り穴王子」という呼び名の通り、振り飛車穴熊のイメージが強かったのですが、本局のように居飛車も指しこなす姿はカッコいいですね。2回戦では渡辺竜王との対戦なのでそちらも非常に楽しみです。

来週の対戦カードは【豊島将之七段 vs 村田智弘六段】です。

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