第54期王位戦七番勝負第1局 【羽生善治王位 vs 行方尚史八段】の棋譜と感想

7月10・11日(水・木)、愛知県蒲郡市「旬景浪漫 銀波荘」にて第54期王位戦七番勝負第1局 【羽生善治王位 vs 行方尚史八段】が行われました。

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83手で羽生三冠の勝ち。

戦型は角換わり腰掛け銀、序盤は定跡通りで、中盤は58手目△同金まで前例がある形となりました。将棋ファンにとって角換わり腰掛け銀は序盤・中盤は見慣れた形が多く、どこから前例と外れるのか、どこで新手を指すのかという期待と興味があります。

59手目▲4四歩から73手目▲7七同金まで、お互いの自玉に王手がかかるまで攻め続ける強気な指し手が印象的で、83手で終局した将棋という事から考えても前例から外れた59手目~両者攻め合った73手目までが1番の見どころだったように思います。

ただ、71手目▲4三飛成が詰めろなので、後手としては詰めろ逃れに74手目△1一角としますが、一直線に攻め合って先に受けなければいけない展開になった後手の行方八段としては苦しい局面になりましたね。投了図以下、先手から▲2五桂打と▲2三金があって後手玉は受けが利かない形で先手玉は詰みません。

一局を振り返ると、行方八段は初のタイトル挑戦という事もありますが、羽生三冠が快勝した内容だったと思います。一局でも多く観たい私としては第2局は行方八段に頑張って頂きたいですね。

第2局は7月23・24日(火・水)、兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」にて行われます。

P.S.
王位戦はニコ生(ニコニコ生放送)での中継・解説がないので非常に残念です。
新聞三社連合(北海道新聞社・中日新聞社(中日新聞・東京新聞)・西日本新聞社・神戸新聞社・徳島新聞社)主催の王位戦で、放映権などの問題もあって放送できないのかもしれませんが、今最も勢いがある行方八段が羽生王位に挑戦するという将棋ファンにとって非常に楽しみなタイトル戦を画質が悪い大盤解説の動画だけというのは納得できません。

将棋ファンの気持ちや将棋の普及を考えると、ぜひ来期はニコ生での放送を検討して頂きたいと思います。ニコ生の将棋枠は本当に有り難いと改めて実感。

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