第62期王将戦七番勝負第3局2日目 【佐藤康光王将 vs 渡辺明竜王】

昨日の第62期王将戦七番勝負第3局1日目 【佐藤康光王将 vs 渡辺明竜王】に続いて、本日2日目が行われました。

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44手目の封じ手は△1四銀から再開され、95手で先手の佐藤王将の勝ちとなりました。

私の封じ手予想は外れてしまいましたが、ニコ生解説の藤井猛九段も仰っていたように、44手目△2四歩と歩を合わせていっても50手目の局面になっていたでしょうし、封じ手の局面は渡辺竜王のほうに読み間違いがあったのかもしれません。

55手目▲6六銀から佐藤王将の強い受けが印象的です。次の△8五桂に備えて跳ねてきたら、普通は△8六銀と上がって受けたいところですが、構わず▲6六銀と指されたのは驚きました。ただ、藤井九段の解説で△5五角を先受けしているというのを聞いて納得。

後手の渡辺竜王としては既に△9三桂と桂馬を跳ねているので、ここで△8五桂と跳ねるのが本筋というか、ここで△8五桂と指せないようでは、53手目の△9三桂は何だったのかという事になるので当然跳ねます。

しかし、ここからの佐藤王将の受けが凄かったですね。

57手目、後手からの端攻めが分かっていて▲8八玉の顔面受け。これには驚きましたね。普通は▲6八玉と戦場から玉を離したいところですが、現地立会人の屋敷九段でも「ひええ」と言ったほどプロ棋士でも驚いた一手ではないでしょうか。

先手の佐藤王将からすると後手の攻めを受け切る自信があるという事なので、後手の渡辺竜王は当然怒って58手目△9六歩と端から攻めていきます。

そこから佐藤王将の指し回しが上手くて、69手目▲8六玉、70手目△9一飛から後手の飛車を押さえ込みにいってから先手優勢になったと思います。後手の飛車はいつでも取れそうな形ですが、それよりも先手玉が入玉模様なので後手から掴まえる手段がありません。

渡辺竜王も粘りますが、指せば指すほど先手が良くなる感じで95手目▲8二銀を見て渡辺竜王の投了。一局を振り返ってみると、37手目▲5六角と打った角が最後まで非常に利いていて鋭い角打ちだった事と、佐藤王将の顔面受けも含めて受けからの入玉模様の指し回しが大変印象に残りました。

第3局終了時で、佐藤王将1勝、渡辺竜王2勝になったわけですが、第4局で佐藤王将がタイに持ち込むのか、渡辺竜王が王将タイトルに王手をかけるのか、第4局の勝敗は非常に重要になる対局となりました。

第4局は2月19・20日(火・水)、栃木県の「ホテル花月」にて行われます。

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